【コラム】「知る人ぞ知る」から脱却した乾太くん

どうも!がすらぶ編集部です。
私は何を隠そうガス屋さんとして「乾太くん」の販売もしているのですが、
7年前から営業してきた立場からすると

「知る人ぞ知る商品」だった乾太くんがやっと世間に認められた!

と実感する今日この頃です^^

乾太くんの発売は1992年!

ガス衣類乾燥機「乾太くん」、実は1992年に発売されており歴史は長いんです。
当時私が10才の頃、ガス屋さんに勤めていた父が発売されたばかりの乾太くんを我が家に導入したので、私にとっては乾太くんがある生活が当たり前だったわけです。

今思うとぜいたくな環境ですね^^

当時から乾太くんの乾燥スピードは速くて、サッカー部だった私は毎朝のように
「ユニフォーム洗濯に出すの忘れてた!」
といっては母を困らせていました。

しかし、乾太くんが来てからは「手洗い→脱水→乾燥」の順でトータル30~40分もあればある程度乾燥できたユニフォームが出てきたので、それが毎朝当たり前のようになっていました。

「知る人ぞ知る」状態になったのはなぜ?

こんなに便利な乾太くん。
30年も前からあったのに、なぜこれまで注目されてこなかったのか?

デビュー当時(?)から乾太くんを傍から見てきた者として、かなり主観たっぷりに考察してみようと思います。

「天日干し」が常識な日本?

洗濯物をお日様にあてて乾かす。
殺菌作用もあって、何より取り込んだ時に気持ちがいい!
これが、日本人にとっては当たり前の生活なのだと思います。

一方で、コインランドリーや乾燥機を使うことは一種の「ぜいたく」と考える風潮もあるようで、
服を乾燥するのにお金を使うなんて贅沢だって、親に怒られました(笑)」
「主人が『干せばタダじゃん』とか言って納得しないんですよ~」
と、乾太くん導入に周囲を説得することに苦労される方も多い様です^^;

でも、考えてみると梅雨はあるし、冬は寒くて乾きにくいし日本は天日干しには向かない気候のはず。。
それでも干し続けてきたのは、まじめ、倹約など日本人らしいといえばそうかもしれませんね^^;

オール電化で「蚊帳の外」に

乾太くんが長らく注目されてこなかった要因の一つに、住宅のオール電化もあると思います。
オール電化のご家庭にはガス器具がPRされることすらないことがほとんど。

お料理好きの方がガスコンロを導入するくらいでしょうか?
昨今では「火を見たことのない子供」が結構いるようです><

このように、ガス器具に触れる機会や商品を知る機会が壊滅的になくなってしまったのも原因のひとつといえるでしょう。

「知る人ぞ知る」を脱却させた人達

前述のように、長らく「知る人ぞ知る」状態だった乾太くんが、ここにきてなぜ注目されているのか?
そこには開拓者とも言える、ブームの先駆者の存在があったように思います。

「乾太くん世帯」のジュニア達

私のように「実家に乾太くんがあった」人達。
乾太くん世帯のジュニア達は今40歳前後を迎えているのではないでしょうか?

このジュニア達が大人になって、結婚したり、家を建てたりした時に
「もう干したくない。実家みたいに乾燥機欲しい。」
と考えました。

しかし、賃貸で乾燥機を置けなかったり、建てた家がオール電化だったり。

そこで思い切って「ドラム式全自動洗濯乾燥機」を導入します。
洗濯から乾燥まで一気に仕上がってくれて便利~!
のはずが、、予想外のことが発生。
乾燥に4時間以上もかかる。。

なぜ?実家の乾燥機は1時間もかからなかったのに?

調べてみると「乾太くん」がガス式で高火力だったから早かったんだ、という事に気づきます。

数年だ経ち、ドラム式の乾燥機能がいよいよダメだ、使えない。。
買い替えるか。。でもどうせ買い替えるなら。。

乾太くんのあの乾燥力が欲しい!

となったのではないかと。(妄想です)

職場で「乾燥機はガスがいい」と知った人

コインランドリーやホテル、各種施設で洗濯物を取り扱う人たちは、職場にある乾燥機が早い事を知っていました
「なんでこんなに早いんだろう?」
調べてみると乾燥機がガス式であることに気づきます。

家でこんな乾燥機が使えたらな~

と思ってはみますが、あれは業務用であって、家庭用はドラム式みたいになかなか乾かない。
家庭用にもガス式の乾燥機ないのかな~

と、調べてみると「家庭用 ガス衣類乾燥機」の乾太くんの存在を知ります。

え?あの乾燥力が家で使える?
でも、ガス契約しないといけないのかぁ。。
う~ん。。でも。。

乾太くん!欲しい!

となったのかもしれない(妄想です)

この「感動」が拡散された

実は、前述の2パターンは私が営業を始めた当初に出会った人たちです。
もれなく、みなさん導入後に「感動」して下さいました。

すごい!
家でこんなに早く乾かせるなんて!
乾太くんいいね!

この「感動」、共有したい

「うち乾燥機買ったんだけど、めっちゃいいよ!」
「もう干さなくていいんだよ!」
友人、家族、職場やママ友、色んな人に感動を伝えます。
すごい熱量で、もうリンナイからの回し者なんじゃないだろうか?と疑われるほどに^^;

SNSでは情報に敏感な女性たちを中心に大盛り上がり
「ついに我が家に乾太さまをお迎えしました」
など、導入達成を報告する投稿が相次ぎました。

この「感動」の拡散は連鎖して、日本中に広まりました。
クチコミの力って凄いですね^^

時代がマッチしてきた?

発売後から、乾燥機能が劇的に変わったわけでもない乾太くん。
昨今になってヒットしてきたのは時代の変化の側面もあるように感じます。

タイパ重視の時代

共働き世帯を中心に、とにかく時間が無い!という現代人にとって、「干す時間」「乾かす時間」が短縮できるというのはとてもイメージしやすかったのではないでしょうか?

タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉が生まれたように、時間を効率的に使いたいという時代でもあります。
このタイパに対する理解があることで、乾太くんにかかるコストを納得できた人たちも多かったように思えます。

あえてガスを使う贅沢?

SNSでは
「ついにうちに乾太様をお迎えしました!」
という投稿がしばしばみられます。

この一言からは「遂に達成した!」という満足感、幸福感が感じられます。
言葉の裏には設置工事、ガスの契約、色んなハードルをクリアしてきたという経緯があったのかなと想像します。

以前は「オール電化」も自慢したくなるような「ブランド力」がありました。
コンロ、給湯器を電化製品に取り換えて達成したという、今の乾太くん導入に近いものがあったのかもしれません。
当時は一種のステータスだったのかもしれませんね。

時代が進んで、今度は「あえてガスを使う」という贅沢に「ブランド力」が生まれているように感じます。

まとめ

だらだらと長文を書いてきましたが、私は「知る人ぞ知る」乾太くんが日の目を見たことを本当に嬉しく思っています。
乾太くんがきっかけで、コンロやファンヒーター等、ガスの力がもっと見直されるといいなぁと思います。

ひとつの製品で、これだけ変遷のある商品も珍しいですね。
作り続けてくれたリンナイさんに感謝です!


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!