乾太くんを販売しているガス屋さんなら、一番多い問い合わせかもしれない。。
「乾太くんが乾燥してくれなくなったんですけど!冷却運転が回りっぱなしなんですけど!」
朝、バタバタしてる時に頼みの綱の乾太くんが全然乾かしてくれない。。
子供の体育着が間に合わない。。どうしよう。。
もう!ガス屋さんに電話だ!!
「あ、もしもし。お世話になってます~。うちの乾太くん壊れたっぽいんですけど。。ずっと冷却運転なんですけど。」
ガス屋「あ~それはですね。しばらく冷却運転が終わるまで回してあげてください。」
え~!こっちは何回もスタート押してるんですけど!何回やっても冷却運転なんですけど!!
何て行き違いが、今日も日本のどこかで起こってる。。
実は、ガス屋さんが言っていることは正しかったりするのですが、ガス屋さん自身も正確な仕様は把握していなかったりします。いつも何となく直っちゃうんですよね。
ということで、実は説明書にも載っている冷却運転の正しい仕様について見ていきましょう^^;
冷却運転とは?
乾燥終了後、ドラム内は高温になっています。衣類に油類が残っていると、自然発火のおそれがあるため、乾燥終了1分後から自動的に冷却運転を開始します。冷却運転は、3分間の連続運転の後、最大32分間のドラム間欠運転(約4分ごとに1分間ドラム回転)を行います。
リンナイ RDT-80 取扱い説明書より
おっと!ここで、多くのガス屋さんが感覚的に知ってた仕様が出ました!
つまり、マックス32分は待たないと冷却運転は終わらないということのようです!
冷却運転を止めるには?
リンナイ RDT-80 取扱い説明書より
扉を開けたまま電源ボタン長押し(強制終了)は乾太くんの裏技(?)の一つですね^^;
試してみるのも一手かも。(強制終了の操作は機種によって異なるみたいです)
一時停止してたら冷却運転に?
リンナイ RDT-80 取扱い説明書より
これは、ガス屋さんもガス漏れ検査してる時によくなる「乾燥運転したいのに冷却運転になっちゃう」パターンです。
2分間一時停止の状態を続けると冷却運転が始まってしまうとは。。
その後、2分間冷却運転を待つとまた乾燥が始まるんですね^^;
勉強になります~。
連続で使ってたら冷却運転になっちゃうパターン
リンナイ RDT-80 取扱い説明書
- 衣類を取り出さないと、1分後に冷却運転を開始します。また、衣類を取り出した後も、ドラム内の温度を下げるために、前扉を閉めて約2分後に、冷却運転を再開します。(前扉を閉めてから約2分間は、運転/燃焼ランプが緑色に点滅します。)冷却運転中でも前扉を開けて衣類を取り出せます。冷却運転が終了すると自動で停止します。
- 冷却運転中に続けて乾燥運転を行うと、最大約2分間の冷却運転後、乾燥運転を開始します。
1回目の乾燥は正常に終わったのに、2回目回したら冷却運転になっちゃう!という時は、こういうことです。
この場合は2分待てば通常の乾燥に戻るという事ですね^^;
基本的に前扉は閉じておく習慣を!
説明書に書いてあった仕様はこんな感じなのですが、「今朝は最初からずっと冷却運転してる!」という問い合わせもあります。ずっと、というのがお客様の感覚によるところが大きいので具体的に何分くらいかを聞いてみたりすると実は数分程度くらい。。ということが多いです^^;
なぜ突然冷却運転になってしまったのか、お客様の使用状況によるのかと思いますが、恐らく前回使用した時から前扉が開きっぱなしだったんじゃないかな?と思っていたりします。
私は「冷却運転をあんまり無視すると、すねてしばらく冷却運転になりますよ」なんて冗談めかして言うのですが、
①乾燥が終わったのに、扉が開きっぱなしの状態では冷却運転ができない
②次の乾燥をしようとした時にやっと閉めてもらえる
③さあ、前回できなかった冷却運転を始めよう!
という流れではないのかな?と。
それが、冒頭の32分冷却運転コースだったとしたら、「うわ、ずっと冷却運転だわ。。壊れたか。。」と思っても仕方ないかも。。
まあ、冷却運転自体は長く使うためにも回してあげた方がいいので、日頃から前扉を閉める習慣をつけることが防止策になりそうですね^^
お急ぎの場合は強制終了を試してみて、それでもダメなら冷却運転が終わるまで放置しましょう。